富岡八幡宮の祭り(深川八幡祭り)とは?歴史と見どころを解説

富岡八幡宮の祭り(深川八幡祭り)とは?歴史と見どころを解説

「富岡八幡宮の祭り」と検索してこのページにたどり着いた方は、江東区・門前仲町のあたりで大規模な神輿の行列を見かけたことがあるかもしれません。あるいは、沿道に水しぶきが飛び交う光景を目にしたことがある方もいるでしょう。正式名称は「富岡八幡宮例大祭」、通称「深川八幡祭り」あるいは「深川祭」と呼ばれるこの祭りは、神田祭・山王祭と並ぶ江戸三大祭りのひとつに数えられています。この記事では、富岡八幡宮の祭りの歴史的な背景から、見どころ、実際に訪れる際に押さえておきたいポイントまでをまとめました。

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富岡八幡宮の祭り(深川八幡祭り)とは?歴史と由来

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富岡八幡宮の創建と歴史

富岡八幡宮の由緒によると、寛永4年(1627年)の創建と伝えられています。京都の僧・長盛法印が神託を受け、当時まだ開発途上だった永代島(現在の江東区富岡の周辺)に社殿を建てたのが始まりとされ、当初は「永代嶋八幡宮」と呼ばれていました。相模国(現在の神奈川県)の富岡八幡宮から分霊を受けたことが、社名の由来です。江戸時代を通じて江戸の総鎮守のひとつとして庶民の信仰を集め、その例大祭が今日の深川八幡祭りへとつながっています。

江戸三大祭りの一つ「深川祭」

江戸三大祭りとは、神田神社の「神田祭」、日枝神社の「山王祭」、そして富岡八幡宮の「深川祭」を指します。江戸っ子はこの3つの祭りの違いを「神輿深川、山車神田、だだっ広いが山王様」と表現したそうです。神田祭が山車、山王祭が大規模な行列を特徴とするのに対し、深川祭は神輿の迫力が最大の見どころとされてきました。

なぜ「水かけ祭り」と呼ばれるのか

深川八幡祭りは別名「水かけ祭り」とも呼ばれます。神輿を担ぐ人たちに沿道から清めの水を浴びせる風習があり、8月の炎天下で行われる祭りだけに担ぎ手の熱気を冷ます、実用的な意味合いも兼ねていると言われています。見物する側もびしょ濡れになる覚悟が必要な、体感型の祭りです。

祭りの通称いろいろ

正式名称は「富岡八幡宮例大祭」ですが、地元では「深川八幡祭り」「深川祭」「水かけ祭り」など複数の呼び名で親しまれています。どれも同じ祭りを指す言葉です。

深川八幡祭りの見どころ

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54基の神輿が連なる「連合渡御」

深川八幡祭りの本祭りでは、氏子各町の神輿約54基が一堂に会します。永代橋や門前仲町の通りを練り歩く「連合渡御」が行われ、先頭の神輿が富岡八幡宮の前に到着してから最後尾が到着するまで数時間かかるほどの規模です。次々と神輿が通り過ぎていく様子は圧巻です。

沿道の水かけを間近で見る・体験する

大門通りをはじめとした沿道の複数地点では、バケツやホースを使った水かけが行われます。担ぎ手にかけられた水が陽光を受けてきらめく光景は写真映えもしますが、見物する側にも水がかかることが多いため、カメラや荷物の防水対策をしておくと安心です。

3年に一度の「本祭り」と毎年の「陰祭り」の違い

富岡八幡宮の例大祭は毎年8月に行われますが、54基もの神輿が連合渡御する大規模な「本祭り」は3年に一度です。それ以外の年は規模を縮小した「陰祭り」として執り行われます。同じ「富岡八幡宮の祭り」でも年によって規模がかなり異なるため、大規模な連合渡御を目当てに訪れる場合は、本祭りの年かどうかを事前に確認しておくのがおすすめです。

富岡八幡宮を訪れる際に知っておきたいポイント

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開催時期の目安とアクセス

深川八幡祭りは例年8月中旬に行われますが、正確な日程は年によって異なります。訪れる年の最新情報は、富岡八幡宮の公式サイトや地元メディアの発表で確認するのが確実です。最寄り駅は東京メトロ東西線・都営大江戸線の「門前仲町駅」で、駅から徒歩数分の距離に富岡八幡宮があります。

服装・持ち物とデメリット・注意点

水かけを間近で見物する場合、服やスマートフォンが濡れる可能性が高いため、あらかじめ準備をしておくと安心です。

  • 濡れてもよい服装、または着替え
  • タオル
  • スマートフォン用の防水ケース
  • 熱中症対策の飲み物や日除け(真夏の炎天下での開催のため)

その一方で、深川八幡祭りには楽しさの裏返しとなるデメリットもあります。連合渡御のクライマックス付近は非常に混雑し、身動きが取りにくくなります。沿道では望んでいなくても水がかかってしまいますし、真夏の屋外で長時間見物すると体力を消耗しやすい点にも注意が必要です。

混雑を避けて楽しむコツ

クライマックス付近は特に混み合います。少し手前の永代橋や門前仲町の通り沿いの方が、神輿を間近でじっくり見られることが多い印象です。

富岡八幡宮にまつわる豆知識

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伊能忠敬と富岡八幡宮

日本地図を作った測量家として知られる伊能忠敬は、晩年を深川で過ごしていました。測量の旅に出る前には必ず富岡八幡宮に参拝し、道中の安全を祈願していたと伝えられています。この縁から、2001年(平成13年)に境内へ伊能忠敬の銅像が建立されました。

江戸の「勧進相撲」発祥の地

富岡八幡宮は、江戸で行われた「勧進相撲」の発祥の地としても知られています。1684年に寺社奉行の許可を得て、初めて勧進相撲(社寺の修復費用などを集めるための相撲興行)が行われたのがこの境内でした。現在も境内には歴代横綱の名を刻んだ「横綱力士碑」や「大関力士碑」など相撲ゆかりの石碑が並び、新横綱が誕生すると刻印式が行われています。

日本一とも言われる黄金神輿

境内には1991年に奉納された「御本社一の宮神輿」が安置されています。総重量約4.5トン、屋根幅2.9メートル、高さ4メートルを超える巨大な神輿で、装飾には7カラットのダイヤモンドを含む宝石があしらわれています。あまりの重さから、実際に担がれたのはこれまでに一度だけと言われています。

4.5トンというと、乗用車3〜4台分くらいの重さです。担ぐというより、動かすこと自体が一大プロジェクトだったのだろうと想像してしまいます。

よくある質問(FAQ)

富岡八幡宮の祭りはいつ開催されますか?例年8月中旬に富岡八幡宮の例大祭(深川八幡祭り)として行われます。ただし正確な日程は年によって異なるため、訪れる予定の年の日程は事前に公式サイトや地元メディアの告知で確認してください。
深川八幡祭りと富岡八幡宮の例大祭は同じものですか?はい、同じ祭りを指します。正式名称は「富岡八幡宮の例大祭」で、「深川八幡祭り」「深川祭」「水かけ祭り」はいずれもその通称です。
なぜ水をかけられるのですか?濡れてもいい服装が必要ですか?神輿の担ぎ手に清めの水を浴びせる風習があり、見物する側にも水がかかることがあります。特に沿道の水かけスポット付近で見物する場合は、濡れてもよい服装や防水対策をしておくと安心です。
本祭りと陰祭りでは何が違いますか?本祭りは3年に一度行われ、54基前後の神輿が一堂に会する連合渡御が見どころです。それ以外の年は「陰祭り」として、規模を縮小した形で執り行われます。
会場へのアクセス方法を教えてください。東京メトロ東西線・都営大江戸線の「門前仲町駅」が最寄り駅で、駅から徒歩数分で富岡八幡宮に到着します。連合渡御は境内周辺だけでなく、永代橋や門前仲町の通り沿いでも見学できます。
黄金神輿は祭りの当日に見られますか?境内に安置されている「御本社一の宮神輿」は展示されているものを見学できます。ただし、あまりの重量から実際に担がれた実績はこれまでに一度だけとされており、連合渡御で毎年見られるものではありません。

まとめ

富岡八幡宮の祭り(深川八幡祭り)は、江戸三大祭りのひとつに数えられる歴史ある例大祭です。54基もの神輿による連合渡御と、担ぎ手に水を浴びせる「水かけ祭り」としての迫力が最大の見どころといえます。3年に一度の本祭りとそれ以外の年の陰祭りでは規模が異なる点も押さえておきたいポイントです。伊能忠敬・勧進相撲・黄金神輿といった富岡八幡宮ならではの背景を知っておくと、実際に見物する際の楽しみ方もぐっと広がるはずです。訪れる際は最新の開催日程を公式サイト等で確認したうえで、水かけに対応できる服装で出かけてみてください。

参考: 富岡八幡宮へようこそ(公式サイト)

参考: 深川八幡祭り特設ページ(東京ベイネットワーク)

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