スループット（Throughput）
スループット（Throughput）は、あるシステム、プロセス、またはシステムの一部分が単位時間あたりに処理できるデータ、情報、またはタスクの量を指すパフォーマンス指標です。スループットは、システムの効率性と能力を評価するのに役立ちます。
あなたが食品加工工場のオペレーションマネージャーであり、工場内で缶詰のトマトソースを製造しているとしましょう。
スループットは、あなたの工場が1日に何缶のトマトソースを生産できるかを示す指標です。たとえば、1日に1000缶のトマトソースを生産できる場合、その工場のスループットは1,000缶/日です。
ITにおけるスループット
IT（情報技術）の分野では、「スループット」は通常、データ処理システムやネットワークの性能と効率を測定するための指標として使用されます。
たとえば、ネットワークやデータストレージ装置のスループットは、単位時間あたりに転送されるデータ量を指します。例えば、1秒あたりのデータ転送が1MB（メガバイト）である場合、そのスループットは1Mbps(bit per second)です。