粉飾決算
粉飾決算とは、企業が自社の損益状況や財政状況を実際より良く見せるために、実態とは異なる決算書を作り出す事を言います。粉飾決算は、上場企業の場合には株価の上昇や株主からの信用を得るため、中小企業の場合には銀行からの借入を継続してもらうため等の目的で行われることがあります。
粉飾決算の一般的な手法には以下のようなものがあります：
- 売上や収益の計上を前倒し、実際の収益を高く見せる。
- 費用の計上を後回しにして、利益を高める。
- 資産の価値を過大評価することで、企業の純資産を高く見せる。
- 関連会社との取引を利用して、企業の財務状況を改善する。
- 不正行為を隠すために、文書の改ざんやデータの改竄を行う。